研修生が開催したTech Talk「今後の業務で皆に役立ちそうな技術」ベスト4を紹介します!

by Naoto Ishida Kenichi Ebinuma Takuto Sato Yuto Teruya Yaya Watanabe | July 21, 2020
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20新卒エンジニア研修を終えた渡部椰也です。 この記事では、先日まで行われていたエンジニア研修にて行った Tech Talk と呼ばれる勉強会についてご紹介します!

  • 今後の業務で皆にとって役立ちそうな話題であること
  • 縦横のエンジニア社員とのつながりを作るという目的のもと、各現場のエンジニアに事例をヒアリングしながら資料を作ること

Tech Talk では、これらを条件にトークの内容を考え、新卒エンジニア24名がプレゼンを行いました。

テーマ一覧をみてみると、多種多様なテーマが集まっていることが分かると思います。

発表の内容としても、ただ技術の概要を伝えるだけでは聴衆の興味を惹くことが出来ません。

新卒エンジニアは、以下のことを考えながらプレゼンの内容を構築していました。

  • どうしたらこの技術をより面白く伝えることが出来るのか
  • この発表で何を皆に持ち帰って欲しいのか
  • DeNAではこの技術はどのように使われているのだろうか

実際の発表では、デモを見せたり、ストーリー形式でその技術の重要性を伝えたり、その技術を使ったアプリを自作した上で皆に試してもらったりするなど工夫が沢山施されていました!

また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により今年度のエンジニア研修はオンラインで行われているため、Tech Talk もZOOMでの開催でした。 ZOOM上での発表は聴衆の反応がわかりづらく、発表者が不安になることが多いと思います。 しかし、3ヶ月に渡ってオンラインで研修を受けていることもあり、Slackにて活発にコメントを残しながらワイワイ勉強会を行いました。

こちらは発表中のSlackでの様子ですが、オフラインでやるよりも、気軽にコメントを残しやすく、非常に良い雰囲気で勉強会を進められたと思います!

技術面以外でも学びがありました。今回の Tech Talk は研修のチーム開発の合間を縫って準備をする必要があり、作業工数の見積もりや優先度を考えて作業をする必要があります。いかに効率よく、取捨選択して仕事を進めるのかという時間の使い方の勉強にもなりました。

そして今回研修生を対象に、どの発表に学びがあると感じたのか?というアンケートを行いました。 どの発表も非常に面白かったのですが、今回は特に反響の大きかった4つの発表をご紹介したいと思います!

BFF(Backend for Frontend)

発表者 : 石田から一言

近年バックエンドのマイクロサービス化とクライアントの種類の増加によって、クライアント↔️サーバー間のやり取りが複雑化する傾向があり、その溝を埋めるためにBFF(Backend for Frontend)という特定のクライアントに特化したサーバーを間に置くというパターンが現れました。発表ではBFFの概要、デモ、BFFについてのディスカッションなどを紹介しました。

僕はクライアントが得意なエンジニアですが、研修中のTech Talkという機会に自分の知らない領域をテーマにしようと思いました。先にテーマを決めて内容は後から考えるという作戦にすることで、自分自身も学びのあるTech Talkになったと思います!

スキーマファースト開発

発表者 : 海老沼から一言

 スキーマファースト開発を導入することで、フロントエンド/サーバーサイド エンジニア間でのすり合わせやドキュメントの整備等を減らすことができ、開発効率を上げられる、という話をしました。

 プレゼンの準備をするにあたってスキーマファースト開発(OpenAPI, GraphQL, gRPC)の社内事例をヒアリングしました。現場で導入された背景や導入にあたって大変だった部分など色々話を聞くことができ、非常に参考になりました。GraphQLの導入事例についてはこちら (10年目の『エブリスタ』を支える技術 - DeNA TechCon 2019) も是非ご覧ください。

 この発表は自分が学生時代にGraphQLを用いて開発/運用をしていた経験が元になっています。スキーマという共通言語でコミュニケーションが行えることや、スキーマの周辺ツールによる開発効率向上はチーム開発で採用するのに大きなメリットだと思っています。実際に研修後半のチーム開発ではいくつかのチームがOpenAPIなどを使用してスキーマファースト開発を行っていました。

ビデオ通話システムの謎を解け!

発表者 : 佐藤から一言

リモートワークが一般的になり爆発的な普及を見せたビデオ通話サービス。今ではリモートワークだけでなく、リモート飲み会など生活にも溶け込むものとなりました。では、そんなビデオ通話サービスの裏側では一体どのような技術が使われているのでしょうか。また、他の技術では何が問題となるのでしょうか。

そこで今回、HTTPという身近な技術からメリット・デメリットを考えていき、なぜWebRTCが使われているのか?を段階的に紹介させていただきました。資料の後半ではWebRTCでは何が問題になるのか、それを解決するための手法はどのようなものがあるのかについても説明しています。

今回WebRTCについて調べてみましたが、本当に奥が深い技術であることを痛感しました。「ビデオ通話システムの謎を解け!」という壮大なタイトルがついていますが、発表の中では謎を解けるほどの情報量はなく、自分自身の知識もまた謎を解くには到底及ばなさそうです。ただ15分という制限の中、WebRTCを全く知らない方でもビデオ通話サービスの裏側をなんとなく想像できる最低限の知識を身に付けられる発表になったのではないかなと思っています。

無防備なサービスにDDoS攻撃がきたら起こること 〜誰でも簡単にできるDDoS対策〜

発表者 : 照屋から一言

近年、Webサービスを狙ったDDoS攻撃の数は大幅に増加しており、その規模も年々拡大し続けています。この発表では、それらDDoS攻撃のいくつかの攻撃パターンと、個人でも簡単に導入できる対策方法について紹介しました。

DDoS攻撃は知識のない個人でも海外のサイトにて低コストで簡単に攻撃依頼することができるため、個人で運用しているサービスも標的にされることがよくあります。

自分自身も学生時代に個人で運用していたサービスがDDoS攻撃をされ、数日間稼働しなくなった経験があり、同じような目に合う人を減らしたいという思いからこの発表をしました。 DDoS攻撃に関する知識がゼロの人にも分かりやすいように資料を作ったので、興味がある方はぜひ目を通してみてください。

おわりに

今回のTech Talkでは、技術スタックが全く違う新卒エンジニア24人全員がテーマを持ち寄ることで、普段はあまり触れる機会がない技術にも興味をもつことができ、とても楽しいイベントとなりました。

技術的なプレゼンをするのが初めての新卒エンジニアも数多く、 Tech Talk をきっかけに弊社のTechConや技術カンファレンスへの登壇にむけて一歩を踏み出せたのではないでしょうか。 私自身も技術を深堀りする面白さ、プレゼンをして反応を貰える嬉しさなどを感じ、登壇の機会があればチャレンジしていきたいと思えるイベントとなりました。

このエンジニアブログでは、引き続き20新卒のエンジニア研修での取り組みをご紹介していきたいと思います。

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