AIを細かく捉えよう!AIを作るとはどういうことか?【スーパーAIプログラム2020 参加レポート】

by Daisuke-Tamada | September 03, 2020
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2020年8月、早稲田塾、技術評論社が企画した高校生向けのイベント「未来発見プログラム 2020・夏 スーパー AI プログラム」が開催されました。8月11日から8月20日までの間で全てオンラインにて開催された本イベントでは「ITリテラシーを学び、物の考え方、本質を体得する」という理念の基、「ウィズコロナ・アフターコロナ社会におけるAI活用」を参加した40名の受講生のみなさんに考えていただきました。

こちらのイベントにDeNA からは データサイエンティストの鈴木天音が講師として参加し「 今、最も重要な技術であるAIとは何か?AI で実現できること、AI の可能性 」について講義しました。また、参加した高校生の皆さんがグループワークで考えたAI 活用事例について、最終日にプレゼンテーションしていただき、DeNA CTO の小林が審査員を務めました。

こちらの記事では、データサイエンティストの鈴木がこのイベントで公演した 「AIを細かく捉えよう」 について解説した後に、実際にどういったイベントだったかのレポートとしてご紹介します。

講義:AI を細かく捉えよう

8月17日(月)に鈴木が「今、最も重要な技術であるAIとは何か?AI で実現できること、AI の可能性」について講義を実施しました。「AI」って何でもできてすごい!というイメージを持たれがちですが、「AI」とはかなり幅の広い言葉です。「AI」の中の「機械学習」だけでもこれだけの種類があります。

  • レコメンド(情報推薦)
  • 数値データの予測
  • 画像認識
  • 自然言語処理
  • グラフの分類
  • 音声認識
  • 画像生成
  • 強化学習

「AI」は何でもできるわけではありません。こちらのイベントでは AI について詳しく理解することで 「AI」をより細かく捉えられるようになること をゴールとして講義を実施しました。

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こちら当日の講義で利用したスライドをご紹介します。スライドの概要は以下となります。

  • AI を作る、とはどういうことか
  • モデルって何だ?
  • モデルの学習と予測
  • 事例を通して、AI の使われ方を見る

グループワーク:アフターコロナの可能性を考えよう

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8月18日(火)には「ウィズコロナ・アフターコロナを想像し、思考実験する」というテーマで、チームに分かれ完全オンラインの形でグループワークを行いました。グループワークでは以下の内容をディスカッションして、グループごとにアイデアとしてまとめました。

  • コロナ渦において参加した高校生たちが体験した/感じた変化を洗い出す
  • グループ他メンバーの、コロナ渦における変化を共有しあう
  • コロナ渦における変化から、生じた課題や不具合を見つける
  • 生じた課題について、どのように AI を活用すれば解決できるか考える

グループワークに参加した鈴木からのコメント

まず、身近な課題感からアイディアを広げていて、説得力のあるプレゼンに仕上がっていることがすばらしいと感じました。一見実現が難しそうなアイディアも

  • 「このAIを作るにはどんなデータを集める必要があるんだろう」
  • 「データ集められなくない?」
  • 「そのままだと難しいけど、こうすればいけるんじゃない?」

と次々に意見を出しながら活発に議論が進めているのが印象的でした。 講義のテーマであった「AIを細かく捉える」ということについても正しく伝わったようで安心です。

高校生のみなさんの理解力の高さや貪欲さを目の当たりにして、自分もいっそう専門性を磨かねばという思いを新たにしました。 本当に2日間ありがとうございました!

最終プレゼンテーション大会

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8月20日(木)最終日には最終プレゼンテーションが行われ、DeNA からはCTOの小林が参加しました。最終プレゼンテーションでは「ウィズコロナ時代、AIをどう活用すべきか? 僕たち・私たちの4年後の日常を豊かにする〜AIが日常にある2024年の景色を考える〜」という、これからのAI社会に向けて羽ばたく高校生たちに向け、今の状況を踏まえた、当事者意識を持ちながら取り組むべきテーマが設定されました。また、最終プレゼンテーションでは「最優秀プレゼン賞」「優秀プレゼン賞」「審査員特別賞」が審査されました。

最優秀プレゼン賞には、Hチームが選ばれました。このチームは、各人が演劇に対する興味が強く、設定したテーマは「4年後の舞台表現〜〜AIを活用して舞台を作る〜」でした。具体的な内容としては、多くの方に馴染みのあるシンデレラのストーリーを踏襲しながら、劇進行のスタイルで、主要シーンにおけるAI活用、具体案、また、結果として、どのようにコロナと向き合うかについてまとめられました。

受賞に関しては、AIの活用や4年後の未来に対する表現に加え、完全オンラインの中、チームメンバー5名が、それぞれの役を担いながら、まるで何度も対面でリハーサルを行ったかのようなプレゼンテーションを行ったことで、審査委員一同満場一致で最優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。

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以上、「未来発見プログラム 2020・夏 スーパー AI プログラム」についてご紹介しました。こちらのプログラムを受講した高校生たちにとって、今回の経験が何らかのポジティブなきっかけになっていたら幸いです。DeNA は今後も世の中に大きな Delight を届けることを目的に、こういった取り組みに積極的に貢献していきます。