CTOが訊く#1 Androidエキスパートが語る「DeNAと、私。」

by Atsushi-Kobayashi | October 12, 2021
event | #android

新連載「CTOが訊く」は、DeNA CTO の @nekokak(ねこかく)こと小林 篤が、社内のメンバーに、その人となりや仕事っぷり、そして野望を訊く、というコーナーです。

記念すべき第1回の対談ゲストは、@STAR_ZERO(すたぜろ)こと安部 建二。

@STAR_ZERO
全然趣旨理解してないですけど(笑)、今日は何なんでしょうか?

@nekokak
まぁ趣旨としてはですね、今CTO室の中で対エンジニアの採用ブランディングをちゃんとしていこうみたいな取り組みをしてるんですね。

例えば、技術的なカンファレンスとしての発信で「TechCon」をやったりとか、あと、Engineers’ Blogのマネジメントを行ったりとか。

「DeNAにはこういうスペシャルな人たちがいるんだ。自分も参加したらとかそういう人たちと、新しいことができるのかなー」とか、社外の方がそんな興味を持ってもらえるようなコンテンツを用意したいなって思ってます。

@STAR_ZERO
なるほど、いいですね。

「Google Developer Expert」って何ですか?

@STAR_ZERO

@STAR_ZERO

@nekokak
まず、お互い簡単に自己紹介的なところを。

DeNAのCTOやってる小林 篤です。社内では@nekokak(ねこかく)って呼ばれることが多いです。もともとDeNAではサーバサイドエンジニアとしていろんなシステム開発とかメインでやっていて、マネジメントとかもともとやるつもりはなかったんですけど、いろんなきっかけがあって、今はマネジメント中心になっているという感じです。

@STAR_ZERO
本名、安部 建二です。インターネットで@STAR_ZEROって名前で活動してるんで、そのまま「すたぜろ」と呼ばれてるって感じですね。

「Google Developer Expert」のAndroidとKotlinていうカテゴリーの2つを担当しています。DeNAの所属的にはヘルスケアの部門で、Androidアプリをやっています。

@nekokak
僕はすたぜろさんの経歴知ってるんですが、改めてDeNAに入社する前はどういった経験をされていたのか聞かせてください。

@STAR_ZERO
実は最初は理系でも、エンジニアでもなかったんですよ。高卒で、高校時代は情報系で一応コンピューターは触ってました。

職歴としては、まず銀行のオペレーターみたいなことをやっていて、そこから転職してSIerをやり、プログラミング始めたって感じですね。

その後も転々としながらJavaやったりとか、あと.NETとかもやったりとかしてました。そこから世の中的にAndroidが出てきて、Javaをもともとやっていたので、Androidアプリ書き始めて、ここ5年位はAndroidがメインです。あとはまぁたまにiOSとかUnityもちょっとやってましたね。

@nekokak
「Google Developer Expert」って何?って人も読者の中にはいると思うんで、簡単に教えて下さい。

@STAR_ZERO
僕の理解では、「Google Developer Expert」ってその技術のコミュニティに対して貢献するエキスパートっていう感じだと思っています。その技術のエキスパートであるということと、そのコミュニティに貢献してるっていう、この2つがないとなれないっていう感じなんです。

ですので、「とてもすごい技術はあるけど全然アウトプットしてません」っていう人は、多分なれないかなと思います。

@nekokak
「Google Developer Expert」になったきっかけは?

@STAR_ZERO
僕ずっとブログを書いていましたし、たまに登壇とかもしていたので、それをGoogleの人とか、「Google Developer Expert」の人が見てくれたみたいで。

2年前くらいかな、Googleでたまたま勉強会に行ったときに呼び出されて、「Google Developer Expert」をやってみないかって話があって。でも僕も即決はしなかったんですよ。持って帰ってちょっと考えて、その時の上司にもちょっと相談したりもしましたね。

@nekokak
「Google Developer Expert」やってる知り合いから、「年に1回、活動報告的なことをしなきゃいけない」って聴いたことあるんですけど?

@STAR_ZERO
ずっと活動報告しないと「大丈夫ですか」って連絡くるって聞きました。

僕はたまに「ブログ書きましたよ」って報告してますが、他には特にしなきゃいけないことはなくて、これまでの活動にラベルがつくっていうイメージです。

メリットとしてはGoogleの人と関係が近くなるのと、関連情報とかが結構入ってきます。あといろいろ登壇依頼が来るので、プレゼンスは単純に上がるっていう感じですね。Google I/Oとかのイベントに招待してもらえることもあります。

@nekokak
「Google Developer Expert」になったら、基本的には、その人自身にモチベーションがあれば続けていく、っていうかんじですかね。

@STAR_ZERO
そうですね。

@nekokak
AndroidとKotlin両方「Google Developer Expert」で活動されてるのは、Googleから「この人Kotlinもやってるぞ」みたいな話があったからですか?

@STAR_ZERO
僕、Kotlinについてもブログを書いてたんで、それがGoogleの人の目に止まって「それでやってみない?」っていうお誘いが来たんですよ。

@nekokak
「Google Developer Expert」のラベルがつく前と後で、すたぜろさんの中で変化はありましたか?

@STAR_ZERO
Twitterでの発言に重みがでたりとかはありますよね。

でももしかすると、僕の言うことを鵜呑みにしちゃう人が出ちゃうのかなあなんて、ちょっと心配になってしまったりしますけどね。僕も普通に間違えるんで(笑)。

DeNAは、いろんなことにチャレンジしている

@nekokak

@nekokak

@nekokak
DeNAに入社するきっかけや入社する決め手など、何かありましたか?

@STAR_ZERO
きっかけと言えば、昔一緒に仕事してた人からお誘いが来たっていうのと、最初から@nekokakさんと話せたというのは結構大きいかもしれません。

カジュアル面談はするんだけど結局雑談レベルで終わってしまい、その上のラインが見えない感じとかよくあるんですが、DeNAはその辺はなくて、直で求められている感はありましたね。

@nekokak
求めてましたからね(笑)。

@STAR_ZERO
いろいろ悩んだんですけど、まぁぶっちゃけ決め手は、金銭面とリモートっていうところですね。

僕自身、出社は全然いいけど毎日出社っていうのはそんなに必要ないんじゃないかな、っていうスタンスなんです。

なのでそこプラス今のコロナ状況で、やっぱりリモートワークっていうのは、安心して働けるっていう部分で結構重要な部分ですし、あとはワクチンの職域接種受けられたとかもラッキーだったんですけど(笑)。

それに、DeNAっていろんなことやってるじゃないすか。実は僕、新規アプリってここ何年もやってないんですよね、最初からというのは。DeNAに入ればいつかチャンスはあるだろうなっていう気はしてて、他にもいろんなことができそうだなっていうところもありました。

@nekokak
今ヘルスケアの部門でAndroidアプリを担当しているって話でしたが、どういうことをやっているのか聞いてもいいですか?

@STAR_ZERO
今認知症対策のアプリを開発してます。

簡単に言うと、生活習慣を改善して、脳の健康に楽しく取り組むことで、認知機能の維持をサポートするっていうものです。

例えば歩数、食事、睡眠や体重を管理できたり、脳トレクイズやパズルをクリアするごとにポイントがもらえたりして、それをモチベーションにして使い続けてもらう、みたいなアプリですね。

@nekokak
そのアプリを初めて見たとき、どんな印象でしたか?

@STAR_ZERO
マルチモジュール構成、SingleActivity構成で実装されていましたね。自分のこれまでの経験を活かして、更にメンテナンス性、安定性を上げることができそうだなと感じて、ちょこちょこ改善を重ねているところです。

@nekokak
ヘルスケア内の他のプロダクトのAndroidエンジニアとか、やり取りすることは?

@STAR_ZERO
リリース前のAndroidアプリに対してレビューをしたりとか、担当者から相談を受けたりしています。とはいえ、書いてる人が優秀で、特に「僕、言うことないな」って感じ(笑)。

DeNAでのこれから

@STAR_ZERO

@STAR_ZERO

@nekokak
ヘルスケアで他にやっていきたいなと思うことあったりします?

@STAR_ZERO
やはりまずはAndroidアプリをモダンな設計にして、新しいものが簡単に導入できるような状態にしていきたいなと思っています。 今、Androidでは「Jetpack Compose」という新しいUIツールがリリースされまして、これが注目されています。僕もこれを早く使いたいなと思ってるところです。

@nekokak
DeNAには、Androidエンジニアが集まって話をする社内コミュニティがありますよね。その中で、すたぜろさんが発言したり、やりとりしてるのを見かけたりとかするんですけど、そこはすたぜろさん的には面白い場だなって感じですか?

@STAR_ZERO
そうですね、正直言うとなんだろう、もっといろんな人の発言が欲しいなってありますね。もっとSlackも賑わってもいいかなあと。

今、火曜日の夜に集まっていろいろやってるんですけど、もっと参加者が増えたらいいなと思ってます。

8月は「Jetpack ComposeのCodelabをみんなでやろう」っていうのを企画して、やっていました。

そのときは結構人集まったんで、またそういった企画をしていきたいなと思っています。コミュニティをもっと盛り上げたいなっていう気持ちはあります。

いろんな人が質問したりとか、意見交換できるような空気を作れたらいいかなって。

@nekokak
「実は私、Androidやったことないんですが…」と、未経験の人がコミュニティに飛び込んでも、みなさん教えてくれますか?

@STAR_ZERO
もちろんです。そういう方もどんどん入ってきてほしいですし、何でも質問してほしいです。

「こんなこと質問していいのか」「なんかすごい初歩的なんじゃないかな」と心配する方もいると思いますけど、むしろそこを質問してほしいという気持ちがあります。

@nekokak
それはなぜ?

@STAR_ZERO
たまに僕も気づいてないことがあったりするんですよ。「本当にこれそうだっけ?」って調べ直す機会になったりするんです。

@nekokak
素晴らしい視点ですね。

経験を積んでくると、どうしても何でも知ってる感じになるじゃないですか。それだけ経験があって「知らないことがあるかも?」って考えられるのはすごいですね

あとはちょっと、DeNAのエンジニアは奥ゆかしい人が多いですからね(笑)。

@STAR_ZERO
そうですね。もうちょっとはっちゃけてもいいんじゃないかなって。僕自身が結構雑な感じなのもあるんですけど。もうちょっと雑にコミュニケーションとってもいいんじゃないかなっていう気持ちになりますね。

@nekokak
こんな感じでもいいんだみたいになってくれるといいですね。 すたぜろさん自身、こういうチャレンジをしていきたいなとか、野望とか、考えていることはありますか?

@STAR_ZERO

入社して思ったのは、横のつながりが薄いなっていうのをちょっと感じたんで、僕はそこのハブ的な動きができたらいいかなと思ってるところですね、

一通りプロダクトの開発を経験したら、サポートとか教育周りをやってみたいなっていう気持ちがちょっとありますね。

@nekokak
やり方的にはどうな感じになるんでしょうか?

新卒はさまざまな現場に散らばるんですけど、いろんなプロジェクトに顔を出して、新卒とか若手の育成に積極的に関わって行くとか。

@STAR_ZERO
問い合わせベースとかでもいいと思います。

「こういうのはどうすればいいんですか」みたいなことをサポートするとか、レビュー入るとかでもいいと思います。

「この設計これでいいんですか」みたいな話も全然いいかなと思ってて、ゆるい相談窓口みたいな感じになりつつ、教育機関として動けるような状況が作ればいいかなと思ってまして。

@nekokak
今、社内でAndroidのコミュニティがあると思うんですけど、もっといろんな人に認知されたり参加者が増えて、そこでいろいろ相談持ちかけたりとか、そういうのが転がっていけばいいのかなっていうことですか?

@STAR_ZERO
そうですね。質問しやすいという空気が大事かなと思いますね。

一緒に調べてあげるとか、ライブラリも作ってあげたりとかできればいいかなと思います。

@nekokak
「DeNAに入ってよかったと思った点はありますか?

@STAR_ZERO
テストに強い人がいる※っていうのは安心がありますよね。そこ、僕はそんな得意じゃないんで。

あとは、社内には各セクションにプロフェッショナルがいて、簡単に詳しい人に繋がれるっていうのは良いですよね。

毎週勉強会とかやってるんで、そこもいいなと思いました。これからどんどん盛り上げたい気持ちがあります。

@nekokak
期待してます!僕が協力できそうな事あったらDMでもなんでもください!

※ SWET(SoftWare Engineer in Test)についてはこちら


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